チームウェアの発注の流れを聞かれると、「デザインを決めて、数量まとめて、あとはお任せです」くらいに考えている方が多いのですが、実際には7つの工程があり、途中で止まりやすいポイントもだいたい決まっています。この記事では、はじめてチームウェアを発注する担当者向けに、相談から手元に届くまでの流れを、現場でよく起きるつまずきどころとあわせて順番に説明します。
全体像は7ステップ。まず流れを知っておくと迷わない
相談→サンプル確認→デザイン作成と数量集計→請求書発行→入金確認→生産開始→検品・発送、という7つの工程で進みます。ポイントは、デザイン作成と数量集計を並行して進めるところと、生産に入る前に数量を確定させて請求書を発行するところです。
「まずデザインが完成してから枚数を数える」という順番だと考えている方が多いのですが、実際は同時進行のほうが早く、また数量が固まらないと生産の日程自体が組めません。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①相談 | チーム名・用途・枚数の目安・希望時期を共有 |
| ②サンプル貸出 | 生地やフィッティングを実物で確認 |
| ③デザイン作成/数量集計 | デザインの方向性と名簿・サイズの集計を並行して進行 |
| ④請求書発行 | 数量確定後、入稿前に発行 |
| ⑤入金確認 | ここが生産開始の起点になる |
| ⑥生産開始 | 工場へ入稿。テストプリント確認を経て本生産 |
| ⑦検品・発送 | 完成後、国内で検品してからお客様へ発送 |
①相談から②サンプル貸出まで。ここで決まっておくと後が楽
最初の相談で伝えてもらいたいのは、チーム名・用途(公式戦か練習着か)・おおよその枚数・希望の時期の4点です。枚数は正確でなくて構いません。新規のチームは5枚から、すでに一度発注したことのあるチームの追加注文は1枚から対応できます。
この時点でデザインもロゴ作成もすべて無料です。見積もりの相談段階で費用を気にして詳細を話さない方もいますが、追加費用が発生する場面がほとんどないので、まずは希望をそのまま伝えてもらったほうが早く進みます。
次に案内するのがサンプル貸出です。生地の質感やフィッティングの違いは写真だけでは伝わらないので、実際に袖を通して確認してもらいます。ここで生地やサイズ感のイメージがずれていると、あとの集計工程でサイズ変更の連絡が増えることになるので、担当者としては省略したくない工程です。
③デザイン作成と数量集計は同時に走らせる
デザインのラフ案をやり取りしている間に、並行して名簿とサイズの集計を進めます。ロゴの色、参考にしたい配色、既存ユニフォームとの関係などをヒアリングしながら、こちらでデザインを作成していく間、チーム側は選手一人ひとりのサイズと背番号をまとめてもらう、というイメージです。
両方が同時に進むことで、デザインが固まったタイミングにはすでに数量もほぼ確定している、という状態を作れます。
デザインと集計を別々に進めてしまうと、デザインOKが出た後から「まだ何人か返事待ちです」となり、そこから数量確定までさらに1〜2週間延びるケースをよく見ます。集計は早めに動き出してもらうのがいちばんの近道です。
④数量確定と請求書発行。ここを早めに固めるのが最重要
数量が確定した時点で、生産に入る前に請求書を発行します。支払いは先払いで、⑤の入金確認が生産開始の起点になります。
ここで注意してほしいのは、数量変更は原則としてテストプリント確認まで(本生産に入る前)であれば対応できるものの、生産の日程が進むほど工場側の負担が大きくなるため、極力このタイミングより前に確定させてほしい、ということです。「あとで1枚増やせるから」という感覚で数量確定を後回しにすると、結果的に納期全体が後ろにずれることになります。
⑤入金確認から⑦検品・発送まで
入金が確認できた時点で、工場への入稿という形で生産が始まります。生産開始後はまずテストプリントを確認するタイミングがあり、色味や配置に問題がなければ本生産に入ります。完成した製品は国内に届いた段階で検品を行い、そのうえでお客様のもとへ発送します。
納期の目安は入金確認から約8週間ですが、時期によって前後するため確約はできません。生産国や工場の詳細についてはお伝えしていませんが、デザイン・企画・検品・国内窓口対応まで一貫して国内で担当しているので、生産中や検品時の相談はいつでも受け付けています。
数量を確定した後で枚数を増やしたい場合はどうすればいいですか?
デザインが決まっていない段階でも相談していいですか?
支払いのタイミングはいつになりますか?
デザインが未定でも大丈夫です。チーム名・用途・だいたいの枚数と時期だけで、話は進みます。

